今はやりのストレッチングジム!体の堅い人は行くべきか?

静的ストレッチ

 

 

前項でも少し述べましたがストレッチには種類があります。分類方法もいろいろあるようですが、一般的には3種類です。

 

まず「静的ストレッチ」これはゆっくりと筋肉を伸ばしながら、やわらかくして、動く範囲(可動域)を広げていく方法です。こうすることでその後の運動での怪我を予防できるうえ、パフォーマンスも十分な発揮することが出来るようになります。

 

ストレッチを行う時間はいろいろ団体などで推奨値が違うのですが、20秒程度を目安にすることが多いようです。なぜ最初に筋肉をゆっくり伸ばすのかと言えば、それは伸張反射を防ぐためです。伸張反射とは、筋肉が意思とは関係なく反射的に収縮することです。

 

もともと筋肉には筋紡錘というセンサーが存在しており、筋肉が瞬間的に引き伸ばされると、センサーによって筋紡錘から脊髄に信号が送られてきます。すると次に脊髄は筋肉を収縮させる信号を出すので、その結果、筋肉が反射的に収縮するのです。

 

これが伸張反射です。「伸展反射」とも呼びます。伸張反射は防御反応であり、いわゆる筋肉が急激に引き伸ばされたときの防御で、静的ストレッチでは逆効果となるのでこれを避けるわけです。

 

静的ストレッチに対して動的ストレッチもあります。これは姿勢を保持しないストレッチ方法であり、ダイナミックストレッチなどとも呼びます。内容としては厳密に統一されているわけではなく、自分で動きをコントロールするストレッチ方法を指す場合もありますし、バリスティックストレッチを含める場合もあります。