今はやりのストレッチングジム!体の堅い人は行くべきか?

ストレッチとは

 

 

今やスポーツジムは大流行です。また、以前と比べれば一般の人のスポーツに関する関心は驚くほど高まっていると思います。それに伴って、トレーニングと共にストレッチについても関心が高まっています。

 

スポーツ、医療分野において盛んにストレッチ(stretching)が行われていますが、もともとストレッチは、体の筋肉(骨格筋)を良好な状態にするために筋肉を引っ張り伸ばすことを指しています。

 

こうして筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げ、更には、精神的な緊張を解く、呼吸を整えるなど、心身トータルのコンディション作りにもつなげています。身体の柔軟性は間違いなくいろいろなメリットをもたらすわけです。

 

この「ストレッチ」という言葉については、アメリカで1960年頃に発表されたスポーツ科学の論文の中で使われ始めたようで、その歴史は結構最近ということになります。以後1970年代あたりから急速に概念としても広がっていったのです。

 

特にボブ・アンダーソン氏著の「STRETCHING」(1975年発行)は、その普及に大きく影響したとされています。このアンダーソン氏が提唱したのは静的ストレッチと呼ばれるもので、現在でも広く用いられている。ストレッチには、こうした静的ストレッチ以外にも、筋肉の伸張と収縮を繰り返す動的ストレッチや、リハビリテーションの手法も取り入れたPNFストレッチ(脳障害のリハビリのために開発されたトレーニング)などもあります。

 

そして今日では、あらゆるスポーツでのウォーミングアップ、クールダウンの中でストレッチが盛んに行われており、役割も重要なものとなっています。